次に英語版のWikipediaで見つけたベットに関する考え方を紹介します。
<レイズする理由>
コールと違って、レイズは勝負に勝つための手段としても使えます。相手が全員フォールドすれば、勝てるわけですから。Sklanskyは、レイズする場合を次のように類型化しています。
- 自分が超強い手を持っているときに、ポットを膨らましてより多くのチップを獲得するため。
- 自分が現時点で強い手を持っているときに、ドローハンドを持っている他のプレイヤーをフォールドさせて安全に勝つため。
- ブラフ(又はセミブラフ)で勝つため。ドローハンドによるセミブラフの場合は、相手がフォールドして勝てればそれでOKだし、仮にコールされても自分のドローハンドが完成した場合に大きなポットを取るチャンスも生まれます。
- 次のベッティングラウンドで、チェックで回ってくるようにするため。ポジションがいいときにレイズすると、次のラウンドにチェックで自分まで回ってくる可能性が高くなります。例えば、自分がボタンのときプリフロップでレイズしたとしたら、フロップでは自分までチェックで回ってくる可能性が高いです。その場合、プリフロップにレイズ1回するだけでフロップ・ターンとただでカードが見れることになります。
- 他のプレイヤーの情報を得るため。レイズにコールできるということは相当いいハンド又はいいドローハンドを持っているということが分かりますし、リレイズされたときにはモンスターハンドを持っているということが分かり、後のベッティングラウンドに有用な情報を得ることができます。(すぐに撤退することもできますし。)
- そんなに良くない手札のときによりよいハンド・ドローハンドを持ってるプレイヤーをフォールドさせるため。
<コールする理由>
コールする理由についても次のように類型化されています。注意すべきことは、基本的にコールはしないということ。コールできる場合であればレイズすべきで、レイズできないなら降りた方がよい、とよく言われます。低いポケットペア、スーティッドコネクター、AXs以外はコールしない方が無難かもしれません。
- いいドローハンドなどを持っていてポットオッズが合う場合
- 損失を抑えるため。
- リレイズを避けるため。
- 自分の手の強さを隠して相手にもっとチップを出させるため。めちゃめちゃ強い手を持っているのにコールなどをして潜んでいることをスロープレイといいます。
- ポットオッズをコントロールして他のプレイヤーにもコールさせポットを大きくするため。
- ブラフの準備をするため。例えば、スペードが2枚出ているときにはコールでついていって、3枚目のスペードが出たときに大きくレイズ・リレイズすれば、相手は自分がスペードのフラッシュを持っていると誤解することもあります。
<プリフロップでのベッティング>
ひゃっほう掲示板のスターティングハンドガイドが非常に参考になります。