Dan Harrington「Harrington on Hold 'em Expert Strategy for No Limit Tournaments, Vol. 1: Strategic Play」PP214-215
トーナメント開始数時間後でプレイヤーのチップは、330〜3600とバラバラ。皆若干タイトになってきています。
ブラインドは50−100。SBはショートスタックで550。BBもややショートの1600。2150持ちのUTGはダウン。次があなたで、チップ量は3500(セカンドチップリーダー)。ハンドは、K♣6♣。
後ろのプレイヤーのチップ量は、2150、2100、330、2130、1650でボタンはチップリーダーの3600持ち。さて、どうする?
【解説】
アーリーポジションでは、フォールド。後ろに8人のプレイヤーがアクションを待っていて、何人勝負に参加してくるか分かりません。アグレッシブに行くべきかどうかではなくて、ポジションが悪くてハンドも中途半端でチップ量もそこそこあるのだから、フォールドするというだけの話です。
レイトポジションではこのハンドをプレイするかどうかを考えられます。全員フォールドしていて、あとボタンしか残っていないような状況では、このハンドでも小さなレイズをすることはできます。3人しか残っていないのですからポットをスチールできるかもしれませんし、できなくてもポジションはいいですし、引き目も残っていますし、フラッシュを引ければモンスターハンドに化ける可能性もあります。すでに何人かリンパーがいるときは、ポットオッズが合って、ポジションもいいですしフラッシュの引き目もあるので、コールするのがいいでしょう。誰かがレイズで入っているときは、後ろのプレイヤーを観察しましょう。誰もカードを見ていなければいいサインです。チップに手を伸ばしていたら悪いサインです。誰かがチップに手をかけていたら、フォールドしましょう。
このようなプレイをするときには、テーブルで何が起こっているのかを正確に把握する必要があり、フロップの後も慎重にプレイしなければなりません。4人に対してコールした場合、フロップでA♦K♠T♣が出た場合、大きなトラブルになります。状況に任せてフォールドするのが無難です。
Harrington On Hold 'em: Expert Strategy For No-Limit Tournaments, Strategic Play | |
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