David Sklansky, Tournament Poker for Advanced Players, Two Plus Two Pub (2002)のPart2 Tournament Theoryを明日の済州島のトーナメントのため一読して気づいた点をメモにしてみました。詳細な紹介は、また帰国後行います。
【相手にコールされた場合】
- トーナメントではギャップコンセプトのため、より多くのStarting handでレイズでき、コールできるハンドはより少なくなる。(P43)
【チップの価値】
- チップの価値の変化に注意。序盤のチップの方が価値は大きい。勝負に勝って得たチップの価値は、勝負に負けて失ったチップと同じ価値ではない。((序盤に負けて)失ったチップの方が価値が大きいから)(P49)
【ポットは小さくしよう】
- レイズ分のチップをなくすリスクを減らす。
- 大きいポットだと相手が最後までついてくる可能性が高まるのでリスクが高まる。
- ポットが小さいと相手のハンドを読みやすい。(P50)
【リンプイン】
- トーナメントでいい戦略とは、レイズで入るハンドとコールするハンドの間に大きなギャップがあるようにすること。(P55)
- ブラインドと比べてチップ量が多いときにリンプするのは、相手を罠にはめるいい手。(ブラインドが上がってきたらレイズしてスチールしないとダメ。)(P56)
【ブラインドの上昇に伴う戦略の変更】
- 「チップがなくなってきたから早くチャンスをつかまないといけない。ブラインドが上がったら十分に戦えるチップがなくなるので。」と考えるのは誤り。(P61)
- ブラインドが上がったら相手と自分とのチップの差もなくなり相手が破産するリスクも出て来るので、ブラインドが上がるまでタイトにプレイすべき。(P61)
- 序盤はタイトにプレイして後でブラインドが上がってからスチールのチャンスを狙うというのはトーナメントでは効果的。(P62)
【ショートスタックに注意】
- ショートスタックがいるときにはセミブラフはしない方がよい。(P64)
【ラージスタックに注意】
- ラージスタックはルースになる傾向があるので、ギャップコンセプトを緩めて適用する必要あり。またトリッキーなプレイをしやすくなるので注意。(P67)
【ブラインドが来たとき】
- あとワンハンドでブラインドが回ってきて、ブラインドで自然死する場合は、平均よりいいハンドならブラインドの前にオールインすべき。(P69)
【オールイン戦略】
- オールインの利点は、そのあとスキルを発揮する場を奪う、最後までカードを見られるという点にある。(P71)
【インマネ直前】
- インマネ直前のショートスタックはスチールする格好のターゲット。(P83)
- 誰もリンプしていないときは、通常より「ギャップ」が大きくなる。(P85)
【インマネ直後】
- インマネ直後はプレイヤーがルースになるので、「ギャップ」が狭まる。(P86)
【ラスト2テーブル】
- 5人・5人の2テーブルで一人飛べばファイナルテーブルと言う状況もラージスタックにとってスチールする絶好のタイミング。(P87)
- ラージスタックはショートスタックを飛ばさないようにコントロールしてブラインドのスチールに励んだ方が得。(P88)
【ヘッズアップ】
- ヘッズアップでは、ベストハンドといってもわずかな優位性しかない。(P93)
- 2・3回連続で負ければもうオールインになる。いいハンドを持っていると思えばアグレッシブにぷれいしなければならない。(P93)